【有段までの道のり 27】基本死活:隅の最小形4

こんにちはー。くまぽろです。

有段までの道のり、第27話です。

これまでやってきた隅の最小形、
今回で一段落の予定です。

前回のように、関連する2つの形を覚えましょ〜。

-> 第1話から読む
-> 前回のお話
 
 

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ちょっと復習

まずは今日の話に関連する
基本形の復習からはじめましょう。

さて、この図。
白先で黒は生きていますか?
 
 


(シンキングタイム)


 
 
そうですね!
この形で白先黒生でした。

白に下からオサエられたら
しっかり眼を持つことで生きられます。


 
 
知らないよ〜 or 忘れちゃったよ〜という方は
道のり23話から順番に基本死活の話をしているので、
復習してみてください。

繰り返しやって覚えるのがとっても大事です!
 
 

今日の1つめ

では今日の本題に生きましょう。

上の図で白先黒生ということは、
白がオサエ以外の他の手を打ってきても
やはり生きている
、ということです。

じゃあ、下図のように白が打ってきたら、
黒はどう対応しますか?
 
 
下の碁盤は、
石を置きたいところをクリックすると、
実際に碁石を置くことができます。

右下の四角に
水色のチェックマークが出れば正解です。

白が応手する限りは、不正解の場合も
「不正解」とコメントが出るところまで打てます。

間違ってしまった場合は、
◁のボタンで1手ずつ戻すことができます。

 
 

 

 

どうでしょう?正解できましたか?

?ボタンを押すと正解が見られます。
青い色の番号が正解の選択肢です。
 
 
黒の3手目が、知らないとなかなか打てないですよね。

(なぜか黒の取られた石が
幽霊みたいに碁盤に残っちゃいます。
ちょっと見づらくてすみません)

 
 
今回はできなくても全然OKです。
なんてったって基本死活は覚えちゃえばいいんですから。

手順をまとめると、こうなります。

こういうふうに中の石を押しつぶして、
眼を2つに分ける箇所(上図では4)を
白の着手禁止点にすることによって生きる
のを
オシツブシと言います。
 
 

1つ広げたら生きている?

では、今度は最初の形から
黒が1つハッて白のオサエが来ました。


 
 
この形でさっきと同じところに打たれたら…?

1つ中の空間が増えているから
やはり生きているのでしょうか?

前回の話を読んでいる方は、
もしかしたらピンと来るかもしれませんね)
 
 
では、先ほどの手順を思い出しながら挑戦してみてください。
問題としては黒白入れ替えて、
黒番で白を殺せるか考えましょ〜。
 
 

 

 

正解にたどり着きましたか?

そう、無条件生きではなく、
コウになって
しまいましたね。

最善の手順をまとめると、以下のようになります。


 
 

やっぱり、ダメの詰まりは…

前回を読んでいる方は
「あ〜、なんか似たようなことやったよ〜」
と思い出したのではないでしょうか?笑

そうなんです。
やっぱり「ダメの詰まりは身の詰まり」。

元々何もしなければ生きている形だったのに、
黒のハイと白のオサエを交換してしまったことによって
その形で放っておくとコウになってしまいます。
 
 
最初の状態でのダメの違いがこう。

最初にオシツブシにしたのと
同じ手順で進めたとすると、

右の形はダメ詰まりのせいで
オシツブせなくなっています。

そのため、この手順でも次に4のところに抜いて、
コウに持っていくしか選択肢がなくなるわけです。


 
 
一見、1つハッて陣地を増やしているように見えるので
知識がないと、実戦ですごくやってしまいそうですよね。笑
でも逆に、覚えてしまえばきちんと対応できます。

こういうふうに関連する形をセットにして
繰り返し復習して覚えていきましょ〜。
 
 

まとめ

この2つはセットで覚えましょ〜。
 
 
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今回紹介した形も出てきますよ〜。

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ではでは、今日はこのへんで。

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