こんにちはー。くまぽろです。
有段までの道のり、第26話です。
前回に引き続き、隅の最小形について
変化を覚えていきましょ〜。
今回は、とても似通った2つの変化をセットで学びます。
一番ややこしいオキへの対応
今回も隅の最小形の変化をやっていきます。
基本死活は、繰り返し何度もやって
しっかり記憶を頭に定着させてしまうのが
とっても大事です。
もし前回までの変化があやしい人や
まだそれ見てないや〜という人は、
第24話、第25話をさくっと復習するのがおすすめです。
さて、では今回は
白がノゾキのような位置にオイてきたときの
変化をやってみましょう。
下の碁盤は、
石を置きたいところをクリックすると、
実際に碁石を置くことができます。
右下の四角に
水色のチェックマークが出れば正解です。
白が応手する限りは、不正解の場合も
「不正解」とコメントが出るところまで打てます。
間違ってしまった場合は、
◁のボタンで1手ずつ戻すことができます。
どうでしたか?
この変化は読みだけで解くのはけっこう難しいですね。
?ボタンを押すと正解が見られます。
青い色の番号が正解の選択肢です。
生きの手順をまとめると、このようになります。
ちょっと手順が長いですが、
繰り返しやることで
ちゃんと覚えられるようになりますよ〜。
両コウで生きているというのは、
「このコウに勝てば生きる」というコウが2つある状態です。
この場合、黒はコウ材を打つ必要がなく、
延々ともう一方のコウを抜けばいいので生きています。
上の図のあとの手順をやってみると…
レアケースですが、
このように両コウで生きる場合があるということを
頭の片隅においておきましょ〜。
1つ広げたら生きている?
では、今度は先ほどの形から
黒が1つノビて白のオサエが来ました。
これでさっきと同じところに置かれたら、
どうなるでしょうか?
1つノビて空間が増えたのだから
大丈夫そうに見えますが・・・?
先ほどの手順を思い出して、挑戦してみてください。
問題としては黒白入れ替えて、
黒番で白を殺せるか考えましょ〜。
結果にたどり着きましたか?
そうなんです、この場合はコウになってしまうんですね。
最善の手順をまとめると、以下のようになります。
ダメの詰まりは身の詰まり
なぜ生きていたはずの石から1つ広げただけで
コウになってしまったかと言うと、
ダメが詰まってしまったからです。
最後の形を比べると、
ここのダメを詰めてしまったことで
両コウで生きの状態 → コウで生死が決まる状態
と状態が悪化してしまったんですね。
囲碁の格言で
「ダメの詰まりは身の詰まり」
という言葉があります。
有名なので、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
わたしもしょっちゅう実践対局で
無駄に自分のダメを詰めてしまいますが(笑)、
ダメの数は、基本死活にも密接にからんでいます。
自分のダメが詰まる手は、一瞬立ち止まって
「本当に打つ必要があるのかな」と
考えてみるのも大事ですね〜。
まとめ
この2つはセットで覚えましょ〜。
囲碁くま詰碁アプリでは
基本死活パックという
基本死活だけを集めた問題集を用意しています。
今回紹介した形ももちろん出てきます。
毎日少しずつ復習していけば確実に覚えられますよ〜。
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ではでは、今日はこのへんで。
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