【有段までの道のり 18】中盤の考え方4:弱い石の攻め方「頭を叩く」

こんにちはー。くまぽろです。

有段までの道のり、第18話。


前回に引き続き、「弱い石の攻め方」のお話です。

4つめの攻め方「頭を叩く」と

今までの4つの攻めをどう判断して
使い分けていくかを考えてみましょ〜。

-> 第1話から読む
-> 前回のお話


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攻め方は4通り(再掲)

弱い石の攻め方は、
以下の4パターンがあります。


1. 根拠を奪う

2. 封鎖する

3. 分断する

4. 頭を叩く


1〜3までは前々回、前回と説明してきました。
今回は4の「頭を叩く」についてです。

頭を叩く

頭を叩くとは
ここでは、ボウシして攻めることを指しています。


ボウシというのは、
こちらの勢力圏に打ち込んできた石に対して

その石の中央に一間(あるいは二間)に
トンだ位置に打つ手です。

攻めたい石の少し上に打っているので、
「帽子(ボウシ)」というわけですね。


弱い石を補強するときは
根拠を作るスペースがなければ
中央に逃げていくことが基本です。

なので、相手が中央に逃げていく場所を
塞いでしまって

・相手の石をより逃げづらい方向に追い込む

・相手ががんばって逃げていくことで
自分の陣地ができそうな方向に誘い込む

というような目的で打たれます。


これまでに出てきた「封鎖する」に近いですが、

ボウシの段階ではほとんどの場合、
完全には封鎖できない状況で
相手の逃げる方向を変えるイメージだと思います。

実践例を見てみよう

言葉だけだとわかりづらいと思うので、

実際にボウシで攻める手が打たれている
プロの棋譜を探してみました。


まず1つめを見てみましょう。

黒:趙治勲(ちょう ちくん)九段
白:依田紀基(よだ のりもと)九段

の1999年の対局です。

ちょうどヒカルの碁が連載していたころですね〜。

細かい戦いは難しいので、
あくまでボウシで攻める雰囲気を感じてみてください。


 

 

ちょっと白がボウシしたところに
黒を置いた図を見てみましょう。

こうなってしまうと

もう黒が捕まりそうにない上に
上下の白が分断されつつあり、

盤面がガラッと変わってしまいますね。


あともう一戦、例を見てみましょ〜。
こちらも1999年の対局です。

黒:山田規三生(やまだ きみお)七段
白:趙治勲九段


 

 

この2つめの例のように、
ボウシしたあとにさらにケイマして攻めるのは
よく見る手です。


例えば黒がボウシした手で
黒1のように右上を広げて打ってしまうと、

白2と打たれて
白が楽々逃げられるだけでなく、

△の黒が相対的に弱くなってしまいます。


なので黒のボウシは、
攻めだけでなく自分の守りも兼ねた
とても良い手になっています。

攻めるときの考える順番

さて、ここまで攻めるときの4パターンを
見てきましたが、

実戦で「相手のあの石が弱い!」と
発見したときに

どの攻め方を選べばいいか
迷ってしまうかもしれません。


そういうときは、
まずは1. 根拠を奪う」から考えるのが基本です。

根拠のない石は眼を作るのが難しく、
攻めの継続が狙えることが多いです。

逆に根拠ができてしまえば、
もうそんなに弱い石ではなくなってしまいます。


もし、根拠はすでに奪えている状態だとしたら、

2. 封鎖する
3. 分断する
4. 頭を叩く

のうち、当てはまりそうなものがないか
考えてみましょう。


封鎖ができそうかどうかは
一番わかりやすいかもしれませんね。

だいたい弱い石から動いていれば
封鎖されることはあまりないのですが、

相手が他のところを打って手抜いた場合などは
特に封鎖できないか考えてみると良いと思います。


また、「分断する」は

・相手の弱い石が他の石とつながりそうなとき
・弱い石をさらに切って2つに分断できるとき

の2通りがありますね。


最後の「頭を叩く」はケースとしては
一番少ないかなと思います。

打ち込んできた相手の石の
逃げる方向を変えたいときや

トバれてしまうともう捕まらないときなどに
打ちます。


一番良い攻め方を選ぶのは
ケースによっては
有段者にとっても難しいことなので

最初は迷うと思いますが、
この4パターンを念頭に置いて

やってみる → 検討する

を繰り返すことがとても大事です。


「こういう状況だからこう打てばいいのかな?」
と自分なりに考えて
理由をもって手を選んでみてください。

たとえそれが間違った判断だとしても
あとで検討して軌道修正ができるので全然良いんです。

戦略を考えながら打つと
より囲碁が楽しくなっていきますよ〜。

まとめ

今回まで「弱い石の攻め方」について
お話してきました。

まずは盤面を見渡して、

1. 弱い石を探す
2. 攻め方を考える

ということを実戦してみましょう。


まずは、1. 根拠を奪うから
考えるのを基本にして、

その上で
2. 封鎖する、 3. 分断する、 4. 頭を叩く

のうち、今の状況に合うものがないか
チェックしてみましょう。


ここまでで「弱い石の攻め方」は一段落。

次のお話も、中盤の考え方のつづきで

「弱い石がなかったときは
次に何をチェックしたらいいか」
というお話をしたいと思います!

ではでは、また〜。

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