【道のり 40】囲碁をはじめて一年、初段と名乗りつつ、ネットでは4級

こんにちはー。くまぽろです。

有段までの道のり、第40話です。

今日はひさしぶりにくまぽろの身の上話。

囲碁をはじめて1年〜1年半ほどの時期の、
出来事、棋力、モチベーションなどについて。

-> 第1話から読む
-> 前回のお話
 
 

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囲碁を始めて1年。教室では二段、ネット碁では4k

くまぽろが囲碁をはじめてから
ネット碁で有段者になるまでの道筋を
書き残しておこうと始めた、
この「有段までの道のり」シリーズ。

初心者のころの出来事を書いたり、
習ったことをまとめたりして、
気がついたら40話ですよ〜。
 
 
さてさて、身の上話としては以前に
「kgsからタイゼムに移って10連敗した話」を書きましたね。

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(10連敗って書くたびに、軽く胸がえぐられる…(:3_ヽ)_ )

↑これが、囲碁始めてから9ヶ月めくらいのことです。

当時、kgsで6k
タイゼムに移って4k登録するも
負けまくって2級一気に落ち、6kに。

そして、この少し後くらいには日本棋院の教室で初段になりました
 
 
そして、そこから3ヶ月。

囲碁を始めてから1年が経つころには、
タイゼムで打つのにも慣れてきて、なんとか4kまで戻り、
棋院の教室では二段に昇段
しました。
 
 

ネット碁との棋力の乖離がすごい

えー、お気づきのように
日本棋院での段級位とネット碁での段級位の差は
すごく激しいです。

一般的な碁会所も
棋院と同じくらいの段級位基準が多いと思います。
でも碁会所の文化?(方針?)によるので、場所によって差があります。
 
 
わたしはこのころ、棋院の週1の教室以外では、
もっぱら週末に囲碁カフェに通っていました。

そこではネット碁をやっている人が多く、
みんな基本的にタイゼムの棋力で合わせていました。
(※当時、野狐はまだなかった)

わたしはその基準だと4kのはずなんですが、
まわりの有段者の方からは
「もう少し強いと思う」と言われることが多くて

「1級か初段くらい」という
なんとも微妙な棋力で日々打っていました。笑
 
 
当時はよくわからなかったですが、
自分が有段者になった今は
そういう評価だった理由がなんとなくわかります。

下手(したて)の子と打っていると、
たまにでも鋭いところに石が来る子ってなんか強く見えるんですよね。

そういう人は一手一手の棋力の波が激しくて、
高段者のような鋭い手を打ったかと思えば
二桁級に戻ったようなポカをしたり…。

だから平均すると、
当時のわたしはやっぱりタイゼムで4kだったんです。

でも上手(うわて)の人は

・良くて初段〜悪くて8級の手を打つ4級の子
・良くて六段〜悪くて15級の手を打つ4級の子

を比べると、後者を評価する傾向にあると思います。
(まぁ、あくまでわかりやすく言うための例えですが)
 
 
良い場面で良いところに石が来ると、
上手から見てもドキッとするんですよ〜。

で、「この子をあまり甘く見ちゃいけないな」って
危機意識が働くんです。笑

あと、そういう子は
経験値が上がったり読みが上達したりでポカが減れば
すぐにもっと強くなるだろう、とも思うんですよね。
 
 
わたしもおそらくそういう
「積極的だけれどとてもバラツキのあるタイプ」
だったのかな、と今になって思います。

もうね、ほんっとに
しょ〜〜〜〜〜もないミスもたくさんしてきましたよ。
清々しい勢いでアタリに突っ込んだりね…

あと、時間制限のある対局が苦手なのも
ネット碁で結果が出せない一因ではありました。

でも早く打てないのも実力だから、
やっぱりそれも込みでの棋力だったと思います。
 
 

人生が急展開するも、囲碁は細々続ける

急に話が変わりますが、
わたしはこのころ
ベンチャーを友達と共同創業して奮闘していました。

エンジニアとしてWebサービスやアプリを作っていて、
やりがいがあり、毎日がおもしろかったです。

ただ、大変なことも多くて
メンバーとうまくいかなかったりして、
すごく悩んだ上で
わたしはそのベンチャーから抜けることになりました。

気持ちがほんとにどん底の時期で、
しかもほぼ同じタイミングで
通っていた囲碁カフェも閉店することになりました。

日本棋院の教室もやめて、
囲碁との距離がかなり空いてしまう日々が続きました。

それが囲碁をはじめて1年と2、3ヶ月くらいの時期。
そこからは囲碁を打つ頻度がかなり低くなりました。
 
 
でも完全に離れなかったのは、
囲碁カフェでできた友達のおかげでした。

囲碁会に誘ってくれたり、
団体戦の大会に誘ってくれたり…

そのたびに「囲碁打つの1ヶ月ぶりだ〜」という感じで、
でもやっぱり打つと楽しくて。
 
 
一方で、仕事に燃やしていた情熱やら
囲碁カフェに通っていた楽しい時間やら、

大事なものが一気になくなってしまって
空っぽでどうしていいかわからない日々を過ごしていました。
 
 
その頃はネット碁もずっと放置状態。

でも、誘ってもらった囲碁会などで
また新たな出会いがあったりして、
囲碁友達はいつのまにか少しずつ増えていきました。

そして、そうやって人と打つたびに、
「やっぱりもっと強くなりたい」
っていう気持ちが捨てきれないんですよね。
 
 
もともと負けず嫌いなのもあって、

少しずつ気持ちが回復して
新しい仕事に取り組み始めたりするのと同時に、

「また囲碁もがんばろう」と思えるようになりました。
 
 
今はこうして囲碁ブログなんてものまで書いているけれど、
あのとき繋ぎとめてくれたのは
囲碁会などに誘ってくれた友達のおかげです。

本当に今でも感謝しています。
 
 
なんだかしんみりしちゃいましたが、
この時期を乗り越えて
また囲碁を楽しめるようになりました。

そしてまだタイゼム4kだったわたしは、
「囲碁歴2年になるまでに1dになろう!」
と決意するのでしたーー。
 
 

つづく

そんなわけで、
ネット碁有段までの道のりはもう少し続きます。
 
 
ちなみになんですが、
「囲碁のこういうことがわからないから書いてほしい」など

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たぶん今のあなたの悩みや疑問は
きっと他の人も抱えているものなので、
わたしでよければ説明・解説など善処したいと思います〜。

それでは、今日はこのへんで。