【有段までの道のり 7】教室を開いている囲碁カフェに行ってみた

こんにちはー。くまぽろです。

有段までの道のり、第7話です。

-> 第1話から読む
-> 前回のお話
 
 

スポンサードリンク

碁会所を探そう

前回のお話で、
日本棋院の教室に行ってみて
通い始めることにした、くまぽろ。
 
 
ただ、週1回の教室で1局だけ打つのでは
物足りないなぁと思い、

それ以外の日にも碁会所に通えないかな?
と考えるようになりました。
 
 
でも初心者にとっては
碁会所ってとても敷居が高い、というか
入りづらいイメージがありますよね。

まだちゃんと打てないのに行って大丈夫なんだろうか、
とわたしも不安になりました。
 
 
なので、ふと

「教室を開いている碁会所なら
初心者も歓迎してくれるだろうし、行きやすいかも!」

と思いついて、教室をやっている碁会所を
ネットで探してみることにしました。
 
 
わたしは東京近辺に住んでいるので、
「囲碁 教室 東京」などで
検索して探していたんですが、

ネットに載っている情報が古くて
もうすでに教室をやっていなかったりとか、

ちょっと場所が遠いな〜、
どうしようかな〜とか

いろいろと迷いました。
 
 
そんな中で、発見したのが
当時、南千住にあった囲碁カフェ。

・教室をやっている(初心者歓迎)
・囲碁カフェって居心地良さそう
・席亭さんが若い人
・家からわりと近い

と、良いな〜と思う条件が揃っていたので
ここに行ってみることにしました。
 
 
(ちなみにこの囲碁カフェは
その後閉店してしまったので
現在はありません〜(;_;))

 
 

囲碁カフェデビュー♪

仕事が終わった平日の夜、
さっそく囲碁カフェに行ってみることに。

ちょっとドキドキしつつも
ガラス戸からのぞいてみたら、
何人かが囲碁を打っているのが見えました。
 
 
まず最初に驚いたのが、

「お、お客さんが若い人だー!」
ということでした。

棋院の教室はとても楽しかったですが、
ほとんど60代ぐらいの方ばかりだったので

ちょっと友達が作れる感じは
しなかったんですよね。
 
 
なので、若い人が囲碁を打っている姿を見ただけで
すごく嬉しくなりました。

軽く感動しながらドアを開けると、
打っていたうちの一人が席亭さんで、
挨拶をしてくれました。
 
 
そして、
「棋力はどれくらいですか?」
と聞かれたので

「始めてもうすぐ1ヶ月くらいの初心者で
まだ全然自分の級とかはわからなくて、
でも一応19路盤は打てます」

と説明。
 
 
そうしたら、
席亭さんが打ってみてくれることになりました。
 
 

 
 

9路盤、そして19路盤

たぶんわたしがどれくらい打てるのか
判断がつかなかったと思うので、

とりあえずまずは9路盤で打ってみることに。
 
 
途中、石が死にそうな事態になりましたが(笑)
なんとかちゃんと二眼作ることができて

二眼をしっかり理解していること、
その手を読めたことを褒めてもらえました。
 
 
それで今度は19路盤で打ってみることに。
 
 
ふつうは高段者の方と初心者が打つときは
9子局などの置碁にすると思うんですが、

ここの席亭さんは

「置碁は、置石のない碁とは別のゲーム。
序盤の考え方を育てるために
置石なしで練習したほうが良い」

という方針だったので、
定先で打たせてもらうことになりました。
 
 
まぁ当時のわたしは
囲碁の常識なんてまったく知らないので
何も不思議に思わなかったんですが、

いま思えばちょっと
普通とは違うかもしれません。

でもわたしもこの方針にはいまも賛成で、

そうやって教えてもらったから
序盤の考え方だけでだいぶ強くなることが
できたんじゃないかなと思います。
 
 

実戦で出てきた新しい定石

さてさて、棋院の教室のお話で
習った定石を2つ紹介しましたね〜。

わたしはこの囲碁カフェの席亭さんとの碁で、
なるべく棋院で習った
布石の考え方や定石を使ってみようとしました。
 
 
前回の2つめの定石、覚えていますか?

星に石があるときに
三々に入った場合の定石です。
 
 
ある程度布石が終わった
(と当時のわたしが判断した)段階で、

白(席亭さん)が星に打っているところの
三々に入ってみました。
 
 
で、前回習った定石になると思うじゃないですか。

棋院の先生が
「だいたいこの形になりますから、
覚えておきましょう」
と言っていたし…。
 
 
なのに…!
ならなかった…!

「せんせー!嘘つきー!(´;ω;`)
あの定石にならなかったじゃんか〜」

と正直思いました。笑

(先生、「だいたい」って言ってたし、
全然嘘はついてないんですけどね…)
 
 
そのときに出てきたのが、この定石です。
 
 

 

 

もともと星に打っていた方
(上の碁盤では白)は、

外側に壁(厚み)を作っても
それが活かせない局面の場合

こういうふうに
隅の地を取る定石を選びます
 
 
実戦では
「わ〜、思ってたのと違う〜」と思いながらも、

あ、1こ取れそう〜と切ったりしていたら
知らずに定石通りに打っていたみたいです(^_^;
 
 
途中ちょこちょこ教えてもらって
手直ししてもらったりしながら、

すごく優しく打ってもらって
なんとか終局まで辿りつきました。
 
 

つづく

囲碁カフェデビューの日のお話、
長くなってしまうので一旦ここまで。

対局のあと、
また新しい定石を教えてもらいます。

その話はまた次回したいと思います〜。
 
 
ではでは、今日はこのへんで。

【有段までの道のり 8】星の定石を4つ習う