囲碁のマナー講座:あいさつや決まりごとなど。初手にもマナーがあります

こんにちは。くまぽろですー。

今日は囲碁の中身の話ではなくて、
対局でのマナーのお話です。

対局でのあいさつや、
その他のちょっとした決まりごとなどを
紹介していきます。
 
 
囲碁はいつも、
相手がいるからこそ楽しめるゲームです。

マナーを守って気持ちよく打てるように
心がけましょ〜。
 
 

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対局でのあいさつと投了

まずは、あいさつから行きましょう。

対局の開始時は、
よろしくお願いします」や「お願いします
と言って、対局を始めます。

そして、終了時は
ありがとうございました
と、あいさつします。

これはもう相手に合わせて、
自然とできている方も多いかもしれませんね。
 
 
それから、対局の途中で
「もうこれは勝ち目がないな」と思って投了するときは、

負けました
と言います。

「参りました」や「ありません」
と言ってもOKです。
 
 
「ありません」というのは、
ちょっと聞き慣れない言葉ですが、

「もう勝ち目がありません」や
「もう戦意がありません」などの意味みたいです。
 
 
負けを認めるのは、
ほんと〜〜〜に悔しいときがあります。笑

それでもきちんと言葉に出して、
相手が聞き取れるように、ちゃんと言いましょう。

悔しい気持ちは、
これからの勉強や次の対局に
ぶつけて行くことにして、

打ってくれた人には投了した後に
「ありがとうございました」
とあいさつしましょう。
 
 

 
 

初手のマナー

さて、「よろしくお願いします」
とあいさつして、対局が始まりました。

あなたが黒番で初手を打つときにも、
実はマナーがあります。
 
 
13路盤や19路盤では、隅から打つのが基本
というお話をこの前しましたね。

ルール上は、別に四隅のどこから
打ってもいいのですが、
マナーとしては初手は
右上隅(みぎうわすみ)に打ちます


 
 
そして、小目(こもく)に打つ場合は
右上隅でも2箇所ありますが、
右寄りの小目に打つのがマナーです。
 
 

 
 
これはなぜかと言うと、
相手の多くの人は右利きであることを考えて、
相手にとっての右側を
空けておいてあげている
ことになります。
 
 
初心者さんは、最初は
そんなこと知らないのが当たり前なので、
相手の方が優しく教えてくれることが
ほとんどだと思いますが、

マナーとして良くない初手を打ってしまうと、
やっぱり気にされる方もいると思います。

これからは、意識して初手を打ってみてくださいね〜。
 
 

対局中のマナー

対局中に考えているときも
ちょっとしたことですがマナーがあります。
 
 
まず、考えている最中に石を持たないことです。

これはけっこう、真剣に考えていると
ついついやってしまいますが、
やっぱりあまりお行儀よくありません。

それから、見た目として、
打っている姿がかっこよく見えません。笑

なので、考えている間は碁石にはさわらずに、
打つ手を決めてから、石を持って打ちましょう。
 
 
それから、碁笥(ごけ。碁石を入れる容器)に手を突っ込んで、
じゃらじゃら石をいじっている人も
たま〜にいます。

これは音もうるさいので、
対局相手だけでなく、
周りで打っている人にも迷惑ですね。
 
 

気をつけましょ〜。
 
 

ニギリのマナー

同じくらいの棋力の人と打つときは、
ニギリで黒か白かを決めますね。

※ニギリがわからないひとは、
こちらの記事を見てみてください。

このニギリのときにどちらが白を持つかは、
マナーとしては目上の人が持つ
ことになっています。
 
 
これは正直、
あまり気にされている方はいないかもしれません。

だいたい、碁盤をはさんで座ったら、
自分の前にある碁石をそのまま使って
ニギリをやってしまうことがほとんどです。

でも、一応知識としては
「ニギリは目上の人が白を持つ」と
覚えておいて損はないと思います♪
 
 

おさらい

今回のおさらいです。

・あいさつや投了は、きちんとしよう。

・初手は隅に打つなら、右上隅。
小目に打つなら、右寄りの小目に打つ。

・対局中は、打つ手を決めてから石を持つ。
ジャラジャラ音を立てたりしない。

・ニギリは、目上の人が白を持つ。
 
 
以上です!

マナーや所作がきちんとしている人とは、
また打ちたいな〜と思いますよね。

相手からそう思ってもらえるよう、
ちょっとだけ気を配ってみましょ〜。

ではでは。

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