【有段までの道のり 31】コウがわからない!難しい!:コウの考え方1

こんにちはー。くまぽろです。

有段までの道のり、第31話です。
 
 
あなたはコウは得意ですか?

「得意!」と言える方は
おそらく高段者以上でしょう。笑

級位のころのわたしは、
「わかるようなわからないような…
とりあえずむずかしくて怖い!」
と思っていました。

同じように感じる級位者の方は多いはず。

今回はそんな方に向けて、
コウの考え方の基本をお話ししていきます。

-> 第1話から読む
-> 前回のお話
 
 

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コウが難しい理由

コウのルールについては
知っている前提で書いていきますので、

もしコウのルールがうろ覚えかも…という方は
以下の記事を先に読んでもらうのがいいと思います。

かんたん囲碁ルール5「コウはすぐに取り返せない」

 
 
さて、では本題へ。

コウがむずかしいと思うのは
実はとーっても当たり前なんです。
 
 
コウのときは常に
「このコウはどれくらいの価値なのか」
ということを判断する必要があります。

コウは価値が1目だけのときもあれば、
10目くらいのときもあるし、

ものによっては黒白お互いにとって価値が大きすぎて、
そのコウに負ける=対局に負ける、
絶対にゆずれない!というコウ
もあります。
 
 
そして、コウを争うときは
相手がコウを取った直後はすぐに取り返せないので、

どこか他の場所に打って
それに相手が付き合ってくれたら
次にコウを取り返せるんでしたね。

コウを取り返すために打つ、
相手が付き合ってくれそうな箇所
のことを
コウ材(こうざい)といいます。

(※追記:あるいは、コウダテとも言います)
 
 
「相手が付き合ってくれそうかどうか」は、
コウの価値とコウ材の価値を比べることによって判断します。

例えばコウの価値が20目で、
相手が打ってきたコウ材の価値が5目だったら
明らかにコウの価値のほうが大きいですよね。

コウの取り合いのときは

こうやって
「どっちを打った方が大きいかな〜?」と比べる作業を
やっているわけです。
 
 
ただ、その1手の価値がどれくらいか
なかなか判断できないので、
「コウってむずかしい〜」と感じちゃうんですよね。
 
 

とりあえず一度はコウを取る

コウになると
「よくわからない!どうしよう!」と
あわあわしてしまうかもしれませんが、

とりあえず
手番的に自分が最初にコウを取れるなら
1回は何も考えずに取りましょう

(※盤面でそこより大きいところがある場合は
すぐに取らないことはあります)

それからコウの価値がどれくらいなのか、
コウ材はどれくらいあるのだろうか、
という盤面全体の状況について考えます。
 
 
コウに最終的に負けたとしても
1回最初にコウを取っておくと

相手が取り返すためにはコウ材を打つことになるので、
コウ材を1つ消費してくれる意味があります。
 
 
いまいちよくわからなくても
とりあえず1回取ることは基本的に損にはならない
と覚えていいと思います。
 
 

具体例は次回に

具体的な盤面でコウの価値を判断する作業を
くわしくやろうと思ったのですが、
かなり長くなってしまうので
また次回にします〜。

お楽しみにお待ちいただければと思います!

ではでは、今日はこのへんで。