囲碁くま詰碁「基本死活」パックのおすすめのやり方〜後編〜

こんにちはー。くまぽろです。

囲碁くま詰碁の基本死活パックのおすすめのやり方、後編です。

前編では「復習をしっかりしながら進んでいこう」
というお話をしましたね。

後編は、ある1問を解くときに、どういう手順でやっているのかをまとめてみました。
 
 

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読みで解くのではなく、まずは覚える

さて、今回は、問題を解くときの手順をお話しします。

「問題を解く」と言いましたが、
ぶっちゃけ基本死活に関しては
初めのうちは問題として解かなくていいです。

「へ?どういうこと?」
と思うかもしれませんね。笑

これはあくまで、わたしなりの基本死活への取り組み方なので
異論は大いに認めますが、

わたしはとりあえずまず、正解を覚えちゃうべき!と思っています。
 
 
理由は単純で、
読みで解こうとすると、難易度が高すぎるから」です。

基本死活は、「よく出てくる形」という意味での基本なので、
問題として簡単かというと、
けしてそうではありません。

基本死活パックに含まれる、わりと多くの問題は、
読みで解こうとすると
初手からすでに4〜5択くらい考えるべき手があって、

初手以降も白の受け方が2通りあったりとか、
3手目もまた3択くらい手を
考えなきゃいけなかったりします。

読みを鍛えたい高段者には
良い訓練かもしれませんが、

まだそこまでのレベルじゃない人(くまぽろ含む)にとって
そのすべてを読もうとするのは相当ハードと言えます。

もちろん上を目指す人にとっては
いつかはそのやり方も通らなきゃいけない道ですが、
最初っからハードモードなやり方では、
たいてい心が折れます。笑

くり返し何度もやって「覚える」ほうが
明らかに簡単で、長続きするので、
わたしはまずは正解手順を覚えることを目指しています。
 
 

解き方:1回目

では、具体的な手順の話をしていきましょ〜。

まず、1回目に解くとき!

  1. 前の問題とどう違うのか確認する
  2. 1回やってみて、すぐに解答を見る
  3. 解答モードをOFFに戻して、正解手順を一度やる
  4. 頭の中で手順をもう一度反復する

各手順を簡単に説明します〜。

①前の問題とどう違うのか確認する

これは、前の問題と比べて
形が近しい場合に限るのですが、
下のバーののボタンで
ぱぱっと確認できるので、見てみてください。

例えばこんな感じに、

 

「あ、白がどう受けたかっていう違いね」などとわかります。

形を1つ1つ丸暗記するより、
前後の関連とともに覚えるほうが
ずっと整理されて覚えやすいです。
 
 

② 1回やってみて、すぐに解答を見る

1回目にやるときは、ほとんど考えません。

「こうじゃないかなー」という手は何かしら浮かぶと思うので、
わからないなりに1回それだけ試してみます。

で、まぁ間違えます。笑

そしたら初手に戻して、すぐに答えを見ちゃいましょう。
(下のバーの?ボタンで解答が見られます)

③解答モードをOFFに戻して、正解手順を一度やる

最後まで◯のところをタップしていって、
「あー、これで正解かー」と納得したら

解答モードをOFFにして(?ボタンをもう一度押す)、
また初手に戻します。

で、解答を見ずに、正解手順を自分で一度やってみます。

いま見たばかりなので、
相当ややこしい問題以外はすぐできますよね。
 
 

④頭の中で手順をもう一度反復する

そうしたら、また初手に戻して
今度はタップせずに、
頭の中でもう一度いまの正解手順を反復しましょう。

これをしないと
③まではほんとに覚える作業だけで、
詰碁で鍛えるべき
頭の中で、石を置いて想像する力」が養われません。

実戦で、基本死活と同じらしき形が出てきたときにも、
必ず着手する前に
頭の中で手順を確認しますよね?

それの練習をふだんからするわけです。

この積み重ねで、
少しずつ少しずつ読みが鍛えられていきます。
 
 

解き方:2回目以降

次は、前にやった問題を解くとき!
つまり2回目以降ですね。

  1. すっかり忘れちゃった場合→1回目と同じ手順で!
  2. おぼろげでも覚えてる場合→1回目の④と同じように、頭の中で再現する

これはもうあんまり、説明いりませんね。

忘れちゃった場合は、またすぐ答えを見て
先ほどの1回目と同じ手順でやりましょう。

「こうじゃなかったけな?」とうっすら覚えている場合は、
④でやったように、すぐに打つのではなく、
まずは頭の中で手順をイメージ
します。

それから実際にタップして正解かどうかやってみましょ〜。

間違っていた場合は、やはり1回目と同じ手順に戻りましょう。
 
 

解き方:正解手順を覚えたら

正解手順を覚えてきたら、
少しずつ枝葉の分岐を理解していく段階になります。

  • 正解の選択肢が複数ある
  • 白の応手が複数ある
  • その他の間違いに白がどう応手するのか

こういう分岐も少しずつ見ていかないと、
実戦で相手が間違った手を打ってきた場合に
どう咎めればいいのか、迷ったりしちゃうわけです。

ここらへんからは
ほんと〜に地道な作業ですが、
この積み重ねが実戦の死活力に直結してくると思います。

正解を覚えて、余裕が出てくると
「あれ、でも白がこう打ったらどうするんだろ」など
気になることがちょこちょこ出てきます。

その都度、小さな疑問を確かめて
気長にやっていこうと思っています。
 
 

まとめ

1回目に解くとき!

  1. 前の問題とどう違うのか確認する
  2. 1回やってみて、すぐに解答を見る
  3. 解答モードをOFFに戻して、正解手順を一度やる
  4. 頭の中で手順をもう一度反復する

2回目以降!

  1. すっかり忘れちゃった場合→1回目と同じ手順で!
  2. おぼろげでも覚えてる場合→1回目の④と同じように、頭の中で再現する

正解手順を覚えたら!

気になった他の分岐や間違いの分岐などを確かめ、
その形への理解を少しずつ深めていく。

 
 
以上、まとめでした。

月並みかもしれませんが、
詰碁や基本死活に取り組んでいる方の参考になればうれしいです〜。

ではでは、今日はこのへんで。