【有段までの道のり 29】肩ツキを覚えて、相場という概念を知る1

こんにちはー。くまぽろです。

有段までの道のり、第29話です。
 
 
今回は、肩ツキという手を覚えたときの話について。

わたしは肩ツキを覚えたことで、
囲碁の打ち方の幅がぐーんと広がりました。

それまでは「相手に地をあげてもいい」という
発想自体がなかったので、
とても新鮮な感覚でした。

肩ツキを覚えて一気に5級くらい強くなったかも…?
(あくまで自分の体感です。笑)

-> 第1話から読む
-> 前回のお話
 
 

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肩ツキとは

肩ツキとはどんな手か、
みなさんもうご存知でしょうか?

上の図のように、辺や隅にある相手の石の
ナナメ上(中央側)の位置に置く手
のことです。

相手の石の肩のような位置、ということで
肩ツキと言うんですね。

(図では右上ですが、左上でも同じく肩ツキです)
 
 
相手の陣地や勢力を制限しよう」という
意味合いの手です。

実戦の中での肩ツキの例

 
 
最近は、AIがカタツキを頻繁に打つので、
一局の中で見る機会もかなり増えたと思います。

肩ツキの従来の考え方としては、
相手の三線の石に肩をツクのが基本です。

(AIやプロの打ち方は一概にそうではない場合もあります)
 
 
19路盤においては
三線で陣地になるならそんなに大きくない
四線で陣地になれば大きい

というざっくりした基本の考え方があるので、

三線の石に肩をツクのは、

「それくらいなら陣地をあげてもいいよ。
代わりに中央に勢力を作るよ」

と言っているわけです。
 
 
逆に四線の石に肩をツイてしまうと、
相手に陣地をあげた分に対して
自分の作った勢力の価値が見合わなくなってしまう
と考えます。


 
 
基本的に相手の応手は2通りで、ハウタツかです。


 
 
相手がハウなら
そのあとノビたりトンだりして陣地を制限する、

あるいは利かしと見て中央に足早にトンだり、
一旦手抜いたりすることもあります。


 
 
相手がタッて抵抗してくるなら
中央に向けてノビやトビなどを打って、
競り合いのような感じになります。

この場合はのちのちタイミングを見て、
辺の陣地を割くことができるかもしれません。
 
 

地をあげてもいい、という感覚

初心者や初級者のころのことを覚えている方は
よくわかるのではないかと思うんですが、

「これくらいなら相手に陣地をあげてもいい」
って最初はなかなか考えられないんですよね。

あっちもこっちも両方がんばっちゃおうとして、
両方崩壊するなんてことも
初級者のころはよくあります。
 
 
でも、囲碁は最終的に半目多ければ勝ち、というゲームなんですよね。

なので、
「そっちはあげるけどこっちはもらおう。
(こっちのほうがちょっとだけ得かな)」

という打ち方でいい、

というか、それ以上無理にがんばると
逆に相手に咎められて損してしまうんです。
 
 
教えてもらうまでは発想になかった
肩ツキという手を覚えたことで、

なんにもしないと大きくなる可能性があった
相手の陣地を肩をツクことで制限し、
「まぁそれくらいならあげましょう」という感覚でいいんだ、
と学ぶことができました。
 
 

まとめ

・肩ツキは、辺や隅にある相手の石のナナメ上の位置に置く手。
・三線の石に肩ツキするのが基本。
・三線の地なら相手にあげてもいい、という感覚で打つ。

以上、今日のまとめでした〜。

次回はこの話に関連する「相場」という概念について
話していきたいと思います。

ではでは、今日はこのへんで。

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