【道のり 38】基本死活:隅の六目形4〜星への三々入り

こんにちはー。くまぽろです。

有段までの道のり、第38話です。

これまでに隅の六目形の基本死活を学んできました。
今日は実戦で一番よく目にする形を通して、
対局で使える知識にしていきましょ〜。

-> 第1話から読む
-> 前回のお話
 
 

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前回のおさらい

はい、まずは前回のおさらいです。
ちょっと日にちが空いてしまったので、思い出してくださいね〜。

これが六目形の両ヒゲの形。
この形で、しっかり生きているんでしたね。

これを目に焼き付けておいてから、
実戦でとてもよく出る形を見ていきましょう。

※ここから以下、黒白反転した図で作ってしまいましたが、
頭の体操だと思ってください〜。すみません。

 
 

星に三々入りした形

19路を打ち始めてすぐに習う基本定石の1つに、
星にダイレクトに三々に入る形があります。

「この形、初めて見るぞ!」という方は
下の動く碁盤で定石の手順を確認してください。

▶︎を押すと手順が進みます。

 

 

ちょっと形が違うので、
「これまでにやった六目形の仲間だ!」
とすぐに気づけないかもしれませんが、
駄目が詰まると同じことがよくわかります。
 
 
知識が何もない状態だと
この形から次のようにオサエられたら、

「何か守ったほうがいいのでは…?」
と不安になるかもしれません。

でも、この形は手抜いてOKです。

手抜いたあと、さらにハネられると…

次は手抜くと2子が取られちゃってまずいので、ツギますね。

(カケツギでも大丈夫ですが、
ここではわかりやすくするためカタツギで考えます)

さて、この形。
さっきおさらいした形とめちゃめちゃ似てませんか?

比べるために、横に並べてみましょう。

外側の黒の違いはあまり気にせずに
中の白の形を比べてください。

左は、黒が1つノビて白がハネていますが、
これは死活の形としては同じと考えられます。

つまりこの状態で白先黒生です。
 
 

黒が打ってきたときの対処

白先黒生ということは、
白が何か打ってきても
対処を間違えなければ必ず黒は生きています。

でも何か打たれると、あわあわしちゃうんですよね〜。笑
なので、ちゃんと対処も学んでおきましょー!
 
 

黒がハッてきたら

まずは黒がハイこんできたとき。


 
 
これは今までやったことの応用形です。

左と右は意味的に同じです。
どう受けるか覚えていますか…?
 
 

シンキングタイム

 
 
はい、答え行きますよ〜。

この形は短辺のヒゲがなくなった形なので、2-1トビで受けます

これで生きているんでしたね。
 
 
最後まで生き死にをしっかり確かめたい方は
以下の記事で、
隅の六目形の片ヒゲの形を動く碁盤で確認できます。

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黒が反対側をハネてきたら

では反対側をハネてきたら?
これも今までにやったのの応用です。


 
 
さっきとは反対に、長辺のヒゲがなくなった形ですね。


 
 

シンキングタイム

 
 
はい、答え〜。

そう、こちらの場合は、2-2のマガリでしたね。

こちらも最後まで確かめたい方は、
先ほどのリンクから前の記事に戻って
動く碁盤で確認してください〜。
 
 

まとめ

  • 星に三々入りした定石も、六目形の仲間

2子ノビてるところをオサエられ、
さらにハネとツギを交換した形は、六目形の両ヒゲと同じです。

実戦ですぐに使える知識なので、ぜひぜひ覚えて帰ってくださいね〜。

ではでは、今日はこのへんで。