こんにちはー。くまぽろです。
有段までの道のり、第36話です。
前回に引き続き、隅の六目形について。
今回は、ヒゲのある六目形の
基本死活を見ていきます。
基本死活・ヒゲのある六目形
上の図(六目形と呼んでます)は、
黒から打っても死んでいる
ということを前回学びましたね。
詳しくは、前回の有段までの道のりへ↓
こんにちはー。くまぽろです。 有段までの道のり、第35話です。 以前に、道のり第23話〜27話で 隅の最小形の基本死活を取り上げましたね。 今度は、隅の六目形について また1つずつ形を見ていきながら、 覚え方を整理し[…]
今回は少し発展して
このような形について学んでいきましょ〜。
△の石が増えましたね。
このマガリのことをヒゲと呼ぶことにします。
ちょっとだけ黒のスペースが増えたので、
これなら生きているでしょうか?
短いほうにヒゲがある場合
まずは黒の囲いの短いほうにヒゲがあるパターン。
黒から打つ場合
では、答えの前に
一回実際に解いてみましょうか。
下の碁盤は、クリックすると
実際に碁石を置くことができます。
右下の四角に
水色のチェックマークが出れば正解、
赤い×が出たら不正解です。
間違ってしまった場合は、
◁のボタンで1手ずつ戻すことができます。
黒番です。黒は生きれますか?
どうだったでしょうか?
「ギブアップ!」という場合は、
最初の状態に戻して?ボタンを押し、
青い数字を選んでいくと正解が確認できます。
やってみると、わかるとおり
この形は黒から打てば生きています。
上記の問題では
2-2マガリか2-1トビで正解となりました。
(それ以外の場所だと、
生きられても少し地が損になってしまいます)
ただし、最善は2-2マガリなので、
そちらで覚えるようにしましょ〜。
2-1トビで打った場合は、
両側にサガリがきた場合に
黒は何か手を入れなくてはいけません。
手を入れないと、下図のように
ダメ詰まりでAに打てなくなり、
死んでしまいます。
白から打つ場合
さて、察しの良いかたは気づいたかもしれません。
さきほど「黒から打てば」と言いましたが、
逆に白から打たれたら…
実はこの黒は死んでしまいます。
殺し方は、単純にヒゲのあるほうをハネればOKです。
こちらをハネると、意味的に
元々のヒゲのない六目形と同じ形と捉えられます。
そう、これ前回の形で学んだことが活かせますね。
このあと黒がどうがんばろうと、
白が正しく打てば黒を殺せます。
実際に自分で納得のいくまで
碁盤でやってみるといいですよ〜。
わからなくなったら、
前回の記事での各ケースが参考になると思うので
見返してください。
結論としては、
短いほうにヒゲのあるケースは
手番がどちらなのかによって生死が変わる
ということです。
長いほうにヒゲがある場合
では、今度は反対側、
黒の囲いの長いほうにヒゲがあるパターンを
考えてみましょ〜。
黒から打つ場合
今度も黒番から考えてみましょう。
黒は生きれますか?
はい、できたでしょうか?
こちらも黒は生きることができましたね。
だいたいどこに打っても死にはしないのですが、
この形の場合は2-1のトビが最善です。
それ以外の手では
地が減ったり、セキになってしまったりと
少し損をしてしまいます。
白から打つ場合
じゃあ今度は白から打つ場合です。
もう流れ的に読めましたね…?笑
そう、そのとおり。
長いほうにヒゲがある場合も
白から打てば黒を殺すことができます。
そして、殺し方も
短いほうにヒゲがあるバージョンと同じ考え方。
このようにヒゲのあるほうをハネます。
これもさっきと同じで、
元のヒゲのない六目形と同じ状態になるわけです。
ここをハネられると、
黒がどうあがいてもだめなんです。
「こう抵抗してきたら?」
という分岐を自分で確かめると、
より形への理解が深まりますよ〜。
長いほうにヒゲのあるケースをまとめると
こうなります。
まとめ
というわけで、今回のまとめ!
黒の囲いの短いほうにヒゲがある場合
黒の囲いの長いほうにヒゲがある場合
- 片ヒゲ六目形は黒先なら黒生き、白先なら黒死
- 短いほうのヒゲの場合、黒2-2マガリで生き
- 長いほうのヒゲの場合、黒2-1トビで生き
- 殺す立場なら、どちらもヒゲのあるほうをハネる
関連がある形なので、
セットで覚えちゃいましょ〜!
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ではでは、今日はこのへんで。