囲碁ルール3「相手の石を囲むと取れる」

こんにちはー。くまぽろです。

初心者さん向けに
囲碁のルールをわかりやすく説明していきます。

今回は、囲碁の5つのルールのうちの3つめです。

ルールを初めて学ぶ方で
囲碁のルール1」「囲碁のルール2」を
まだご覧いただいていない場合は、
そちらから見てみてください〜。

スポンサードリンク

囲碁のルール3

3つめのルールは、

相手の石を囲むと取れる

です。

では、石を囲むって
具体的にどういう状態でしょう?

図で詳しく解説していきますね。
 
 

いま石が1つ、ぽつんと置かれているとしましょう。

この白石の上下左右をすべて黒石で囲むと、
黒の人は白石をとることができます。

上の図では、白石の上と左右に
黒石が打たれた状態です。

この状態で次が黒番なら、
黒は最後の1箇所を囲むことで
白石をとることができます。

全部囲んだので、

盤上から白石を取りあげます。

ナナメのところは囲む必要がないことを
覚えておいてください。
 
 

アゲハマは何に使う?

石をとったら、
碁笥(ごけ。碁石を入れる容器のこと)のふたに
その石を置いておきます。

この取った石のことを
アゲハマ」といいます。

アゲハマは、終局するまではこのまま置いておきます。
 
 
終局したら、地を数える際に
アゲハマを相手の地の中に埋めていきます
つまり、数える前に相手の地を減らすことができるわけです。

石をとったところは自分の陣地になるし、
その石はさらに相手の陣地を減らすために使えるので、
2倍の得点になる感覚です。
 
 

 
 

アタリ:あと1手でとれる!

このように、あと1手でとれる状態のことを
アタリ
と言います。


     

このように、1手打ってアタリの状態にすることを
「アテる」とか
「アタリにする」といいます。

このあと、白番なら
石をとられないためには、白の人は・・・

こう打てば、取られずに逃げることができます。
 
 

石をとってみよう:練習問題

じゃあ、ここからは実際に
碁盤に石を打ってみて、
いろんな形の石をとってみましょ〜。

下の碁盤で、黒石を打って、
白をとってみてください。

白石が消えて、碁盤の右に
「Correct! 正解です!」と表示されればOK
です。
 
 

 

 

白石がとれましたか?

右下に赤い×マークが表示されたら
不正解です。

そのときは、◁マークのボタンで
1手戻れるので、何回も試してみてください。
 
 
では、次は2つの白石をとってみましょ〜。
 
 

 

 

どんどん行きます。

今度はちょっと石が混み合ってますが、
アタリになっている白石が1子あります。
とってみてください。

※囲碁では石を数えるときに
1子(いっし)、2子(にし)・・・と数えます。
 
 

 

 

今度は端っこにある白をとりましょう。

碁盤の端は囲む必要がないので、
それ以外のところを囲むと取れます。
 
 

 

 

今度は角っこです。

下の図では左と下は端に面しているので、
あとの2箇所を囲ってあげると、
取ることができます。
 
 

 

 

じゃあ、次の問題で最後です。
 
 

 

 

どうでしたか?
全部正解できたでしょうか?

もし、「どうしてもわからないよー」というときは、
?マークのボタンを押すと答えが見られます。

?を押して、「1」と番号が出てくるところが
正解の場所です。
 
 

まとめ

今回のまとめです。

  • ルール3は「相手の石の上下左右を囲むと取れる
  • ナナメは囲まなくていい
  • あと1手で取れる状態をアタリという
  • 取った石のことをアゲハマという
  • アゲハマは、終局後に相手の地を埋める(減らす)のに使う
  • 端っこや角っこは、碁盤の端側は囲まなくてOK

最初はなかなかアタリの状態に
気づくのが難しいですが、
やっているうちにだんだん目が慣れて
すぐに気づけるようになります。

少しずつ練習していきましょ〜。

次回は、4つめのルールを説明します。

> 次の講座:「囲碁ルール4「石を打てない場所(着手禁止点)がある」」へ
>> 初心者さん講座一覧へ