第21期女流棋聖戦 謝依旻女流棋聖 vs. 上野愛咲美二段:上野さん初タイトル獲得!

こんにちはー。くまぽろです。

今日(2018/1/29)は、
女流棋聖戦の第2局が行われました〜。
 
 

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上野愛咲美二段が初タイトル獲得!

女流棋聖戦というのは、
女性のプロ棋士だけのタイトル戦です。
 
 
謝依旻(しぇー いみん)女流棋聖に
上野愛咲美(うえの あさみ)二段が挑み、

三番勝負の第1局・第2局を
上野さんが連勝して
初のタイトル獲得
となりました〜。

16歳3ヶ月で史上最年少の女流棋聖だそうです。
おめでとうございます!
 
 
ちなみに、今までの女流棋聖の最年少記録は、
タイトル保持者だった依旻ちゃんの
(勝手にイミンちゃんと呼んでいます。汗)
20歳2ヶ月だったそうです。

すごい一気に記録を塗り替えちゃいましたね〜。
 
 

女流のタイトル戦

女流棋聖戦は、
正式には「ドコモ杯女流棋聖戦」といい、
NTTドコモが協賛している女流のタイトル戦です。

持ち時間は1手30秒、
1分×10回の考慮時間があります。

NHK杯などと同じなので、早碁棋戦ですね。
 
 
女流の三代タイトルは、
女流棋聖、女流名人、女流本因坊

現在のタイトル保持者は
以下のようになっています。

女流棋聖:謝依旻→上野愛咲美
女流名人:藤沢里菜(ふじさわ りな)
女流本因坊:謝依旻
 
 
他にも女流棋戦としては、
女流立葵杯(たちあおいはい)や
扇興杯(せんこうはい)などもあります。
 
 

謝依旻さんはどんな人?

謝依旻さん(28)は、
台湾出身で14歳でプロになりました。

そこから、女流棋士のトップを
ガンガン爆走してきた方です。

女流の三大タイトル戦はどの棋戦も、
5連覇すると「名誉女流棋聖」などの
名誉称号を獲得できるのですが、
(殿堂入りみたいな感じですね)

どのタイトル戦も名誉称号を持っているのが
なんと依旻ちゃんだけです。

すごすぎますね〜。
 
 

上野愛咲美さんはどんな人?

今回挑戦した上野愛咲美さん(16)は、
おととし(平成28年)にプロ入りしました。

つまり14歳のときなので、
依旻ちゃんといっしょですね。

3年目でタイトルを取ってしまうなんて…!

もう一人女流の若手で有名な
藤沢里菜ちゃんとともに、
これからの期待の星ですね〜。
 
 
ちなみに、ニコ生での囲碁放送で
他の女流若手棋士が
「上野さんはかなり天然」と言っていたので、

そのうちニコ生に出てほしいな〜
と勝手に楽しみにしています。笑
 
 

棋譜

最後に、今回の女流棋聖戦の第2局の棋譜を
載っけておきます〜。

黒:上野愛咲美
白:謝依旻

253手目で白が投了し、
黒の上野さんの中押し勝ちとなりました。
 
 

 

 

形成判断が全っ然わからないですが、
左辺から左下にかけての攻防がひと段落して
黒が89手目で左下の白に対するツメが打てた時点で、

白が地は稼いでるものの
なんとなく黒が打ちやすそうかなぁと
個人的には思いました。

そこからの右下も激しい攻防でしたね〜。
 
 
ではでは、今日はこのへんで。