【囲碁入門】自分は何級なのか知りたい!その1:段位と級位の全体像

こんにちはー。くまぽろです。
 
 
囲碁を始めたばかりだと
「いま自分って何級なんだろう?」
と思うことがありますよね?

そんなあなたに向けて、
段級位の全体像と
「級の目安はこんな感じ!」という
わたしの考えをまとめてみたいと思います。

話がわりと長くなりそうなので、
2回に分けてお送りします〜。
 
 

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段級位の全体像

まずは、
段位や級位の全体像がどうなっているのか
という話から始めたいと思います。

ざっくりとしたイメージ図を描いてみました〜。
 
 

 
 
以下で、この図を詳しく説明していきます。
 
 

プロの段位

まず最初の前提として、
プロとアマチュアの段位は別物だと思ってください。

プロでないふつうの人が
「何段」と名乗っているのは、
「アマ何段」ということです。
 
 
では、プロの段位はどうなっているのかと言うと、
まずプロ試験に受かった段階で初段になります。

(ここらへん将棋とはちょっと違いますよね〜。
将棋は奨励会という組織で
四段に昇段=プロ、ですよね)
 
 
で、プロはどうやって昇段するかと言うと、
基本的には勝利数で上がっていきます

あるいは、めざましい活躍をした場合に
一気に昇段したりする
こともあります。

(タイトル獲得、タイトル挑戦者になる、
タイトル戦のリーグ入り、賞金ランキングなど)

※昇段規定は、詳しくはこのページに載っています。
 
 
なので、もちろん実力があるほど
早く昇段していくのですが、
段が落ちることはないし、

段位の数の分、実力に差があるのかといえば
そんなこともないわけです。
 
 
プロの中での実力の開きは、
最大2子ぐらいなんじゃないかなぁと思います。

あくまで、わたしのざっくりの印象ですが。

まぁ少なくとも、
九段と初段で8子の差とかは絶対にないですね〜。
 
 

アマチュアの段位・級位

さてさて、
じゃあアマチュアの段位・級位は
どうなっているのかと言うと、

これもわたしのざっくりの印象ですが、
アマチュアのトップとプロの下の方の人
(もっと良い言い方はないのか…)
がだいたい同じくらいだと思われます。
 
 
で、アマチュアの最高峰の人が
日本棋院の正式に認められている段位でアマ八段
です。

(ネット碁や碁会所の段位では
九段があるところもあります)

そこから七段、六段…と下がっていって、
段位は一番下が初段。

そして、その下が1級で
2級、3級…と数字が増えていって、
だいたい級位は15級とか20級あたりから
始まるのが一般的
だと思います。
 
 
アマチュアの中では、段位や級位の差の分
対局時に置き石を置くのが普通なので、

例えば九段と初段の人が打つなら
初段の人が8子置くし、

10級と7級の人が打つなら
10級の人が3子置きます。
(※間違って「7級の人が3子置く」と
書いていました。修正しました)

級や段の差が1つの場合は、
定先(じょうせん)といって
置き石無しでコミ無しで打ちます。
 
 

段級位は19路盤の話

あともう1つ大きな前提として、
段級位は19路盤でのものだと思ってください。
 
 
最初は9路盤などから始めるのが普通で、
囲碁クエなどで打つと何級と出ますよね。

だんだん級が上がっていくこと自体は
嬉しくてやる気が出て良いことなのですが、

9路盤、13路盤、19路盤は
どれも性質の違う別のゲームと言えるので、

あくまで「囲碁クエの9路で何級」と考えて、
19路盤での級位とは
切り分けたほうがいいと思います〜。
 
 

まとめ

今回は、囲碁の段位・級位の全体像を
説明しました。

まとめとして、
もう一度最初の図を貼っておきます。
 
 

 
 
次回は、いよいよ
「じゃあわたしは何級なのよ!?」
という話に突入していきたいと思います。

お楽しみに〜。
 
 
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