第43期名人戦 挑戦手合第5局 井山裕太名人 vs 張栩九段

こんにちはー。くまぽろです。

10/15(月)〜16(火)に
名人戦の挑戦手合第5局が行われました。

第4局から間を空けずにすぐでしたね。
今回も棋譜や感想をまとめました〜。
 
 

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第5局は

名人戦シリーズも後半に入りましたね。

第5局は、山梨県甲府市にある
常磐ホテル(ときわホテル)」にて行われました。

ニコ生でもちょっと紹介されていましたが、
お庭がすばらしいみたいです。
 
 


 
 
最後の写真に映っている離れのような建物
(すだれが下がっているお部屋)が
二人が対局している場所です。
 
 

↑対局室の風景
 
 
お庭も対局室も和風で落ち着いた感じで良いですね〜。
 
 
さて、ここまでは井山さん3勝、張栩さん1勝。
なので第5局は、張栩さんのカド番の対局となります。

まだまだ二人の対局が見たいので、
ぜひとも張栩さんにがんばってほしい!

では、棋譜を見ていきましょ〜。
 
 

棋譜

黒:井山裕太名人
白:張栩九段

持ち時間は8時間。残り10分から秒読みです。

棋譜にはニコニコ生放送でのプロ棋士の解説を元に、
コメントをつけています。
 
 

 

 

くまぽろ感想

張栩さん2勝目!!
おめでとうございます!!
 
 
序盤は今回のシリーズではめずらしく、
あまり戦いのおきない
わりと落ち着いた碁でした。

途中、右上の折衝での黒の受け方や
下辺を白が消しにいったときにボウシではなく
ツケで対処したあたりは

ちょっと井山さんっぽくない
打ち方のような気がしていました。
 
 
でも右上の黒の我慢は、

「そのあとにそれを取り返せる自信が
あるからこそ打てる良い我慢だ」

と王銘琬(おう めいえん)先生がおっしゃってて、
なるほど、そうとも言える、と思いました。
 
 
しかし199手目のツケからの狙いは
さすが井山さん、見事でしたね。

あのツケはAIも見ていなかった手らしく、
それを入力してから盤面全体が候補手になったりと
おかしくなってしまって、

「機械をも壊すツケ」と言われていました。
 
 
そしてそこからの張栩さんの読みも
またすばらしい。

盤面全体が絡むコウに持ち込んで、
本当に最後までわからない読み合いになりました。
 
 
でもやっぱり井山さん、
時間残さなすぎですよね〜。

(わたしも時間使っちゃう人なので
完全にブーメランで人のこと言えないですが。笑)
 
 
最後のコウからのフリカワリの際は
井山さんは1分しか残っていなかったので

あれはさすがにお互いの地が大きすぎて
1分じゃ絶対目算できないと思います。
 
 
結果的には黒の233手目のホウリコミが
敗着になったようなので、

時間があれば
きっともっと正しく打てたのではと
どうしても思ってしまいますね。
 
 
あぁ、書いてて身につまされるなぁ。笑

わたしも張栩さんのように
早く決断できるようになりたいと
ものすごく思う対局でした。
 
 

囲碁めし

はい、最後におまけの囲碁めしコーナーです。

今回は常盤ホテルが
お品書きを用意してくれたみたいなので、
その写真もいっしょに紹介します。
 
 
1日目昼食:お品書き

井山さん「特選カレーライス サラダ・フルーツ付き」

張栩さん「天ぷらそば御膳(温)」

 
 
天ぷら御膳の奥のオレンジのが何なのか気になる…
お品書きに書いてないような気がします。
 
 
1日目おやつ:お品書き

井山さん「苺のショートケーキ & ホットコーヒー」

張栩さん「和菓子 & ミルクティー」

 
 
おやつは洋 対 和の対決ですね。
甲乙つけがたし…
 
 
2日目昼食:お品書き

井山さん「ざるそば」

張栩さん「常盤名物 カレーうどん御膳」

 
 
お品書きのどちらにも「みかん」&「あり」って
書いてあるんですが、
どう見ても「なし」ですよね。笑

なんでこう書いてあるんだろ?
山があっても山梨県…とは関係ない?
 
 
2日目おやつ:

2日目の午後は白熱しすぎたため、
放送でおやつの紹介がありませんでしたが、

二人ともフルーツの盛り合わせを
食べられたようです〜。

以上、今回の囲碁めしでした!
 
 

次は

さて、これからは天元戦や
王座戦の挑戦手合もはじまるので、

井山さんは大事な対局がどんどん続くことになります。
 
 
次の名人戦第6局は、10/22(月)〜23(火)に
静岡県熱海市にある「あたみ石亭」で行われます。

これまたすぐの日程なんですよね。

ではでは、次の対局もお楽しみに〜!