囲碁電王戦FINAL 第1局 芈昱廷九段 vs DeepZenGo

こんにちはー。くまぽろです。

今回はちょっと日にちが
経ってしまったのですが、
囲碁電王戦FINALの第1局の中継を見返したので

いつもどおりコメント付き棋譜等を
レポートしていきたいと思います〜。
 
 

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囲碁電王戦FINAL

囲碁電王戦というのは
AIとプロ棋士が対局する企画で、
これまでもニコニコ生放送で
中継が行われてきました。

元々は、囲碁より先に将棋のほうで
AIが人間に匹敵するくらい強くなり始めて
とても盛り上がっていた企画です。
 
 
その後、囲碁でもアルファ碁が現れ、
AIの開発が加速し、

もともとDeepZenという
囲碁AIを開発していたチームと

ドワンゴ(ニコニコ生放送等を
提供している会社)などが協力して

DeepZenGoを開発することになりました。
 
 
今回の電王戦FINALは、
DeepZenGoの協力開発が終了するのに際して

「DeepZenGoが今までに負けた棋士に
リベンジマッチしよう!」

という企画です。
 
 
その過去に負けた3名というのが、
こちらの棋士。↓

芈昱廷(み いくてい)九段 :中国
朴廷桓(ぱく じょんふぁん)九段 :韓国
趙治勲(ちょう ちくん)九段 :日本
 
 
さてさて、DeepZenGoは
この3人に雪辱を果たして、
強さを示せるのでしょうか?

1局ずつ追いかけていきたいと思います〜。
 
 

DeepZenGoと芈昱廷九段

ニコニコの中継の中で、
対局者についての紹介があったので
載せておきたいと思います。

まずは今回の主役、DeepZenGoから。
 
 

 
 
そして、これまでの対局成績はこちら。


 
 
対する第1局目の相手、
芈昱廷(み いくてい)九段についてはこちらです。


 
 
文句なく世界のトップを
争っている棋士の1人ですね。

では、棋譜を見ていきましょ〜。
 
 

棋譜

ニギリの結果、

黒:芈昱廷九段
白:DeepZenGo

となりました。
 
 

 

 

どうも左辺の攻め合いを
Zenは読み切れていなくて、

攻め合いの結果を勘違いしていたのか、
不確定として形勢判断に影響が出ていたのか、

詳細はよくわからないのですが、
やはりそこが原因で
楽観的な判断をしていたようです。

攻め合いが苦手なのは前からだと思うのですが、
いまだに弱点のようですね〜。
 
 
形勢判断が間違っていたため、
より厳しい手を選ばずに打っていって

終盤になって気づいたら負けている
という、かなり悔しさの残る
負け方になってしまいました。
 
 
また、120手目の下辺の二線のノゾキの手が
はっきりと悪手だったようです。

Zenは右下の黒の目をとれると思って打っていた
というようなことを
開発者の加藤さんがおっしゃっていましたが、

実際はそうではなかったわけで、
そこも敗因の1つとのことでした。
 
 

くまぽろ感想

今回はだいぶ後になってから放送を見たので
結果を知った上で見ていたわけですが、

対局内容についてはまったく知らなかったため、
途中まで安定して評価値がよく、

「ここから何が起こって負けになったんだろう…?」

と思って見ていました。
 
 
評価値自体が間違っていたとは…。
完全に騙されていました。笑

解説の先生方もヨセになってから
黒が良いことに気づかれていたので、
それくらい形勢判断が
難しい碁だったのだとは思います。
 
 
それにしてもミ九段は
落ち着いて打っている感じがしますね〜。

時間の使い方もバランスが良くて、
こういうところも強さの秘訣なんだなぁと
しみじみ思いました。
 
 
DeepZenGoにとっては
けっこう残念な負け方に
なってしまった気がしますが、

第2局の結果も知っているので
(朴廷桓に勝ちましたね!)
逆に第2局見るのがとても楽しみになってきました〜。

そちらも見て、
またレポートしていきたいと思います♪
 
 

次は

朴廷桓九段との第2局は
すでに終わってしまいましたが、

今週末の4/7(土)に
第3局(最終戦)が行われますね。

最後は趙治勲九段との対局です。

ニコニコ生放送で朝9:30から生放送しているので
お時間ある方は要チェックですよ〜。
 
 
わたしは治勲先生ファンなので
とても楽しみにしています!

最後どうなるか見守りましょう〜。

ではでは。