第43期名人戦 挑戦手合第1局 井山裕太名人 vs 張栩九段

こんにちはー。くまぽろです。

名人戦の挑戦手合が始まりました。

挑戦者は平成の四天王の一人、
張栩さんです!

ちょっと遅くなってしまいましたが、
棋譜や感想をまとめました〜。


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名人の歴史

本因坊戦のときにも
ちょっと歴史に触れましたが、

「名人」という称号も
実は江戸時代からあるものです。


江戸時代は囲碁の家元が4つあって
頂点を争って切磋琢磨していた、
というお話を前にしましたね。

この「頂点」が
名人碁所(めいじんごどころ)」という役職です。


当時、
名人は九段を意味し、
その時代にただ一人だけと決められた地位で
した。

碁所は全家元の上に立って
囲碁棋士たちを統括する役職
です。

名人碁所は、そう認められる人がいなくて
空位のときもあったくらいなので
名人になった人は入神と言われたりしていたそうです。

もう人智を超えてるレベルだったんでしょうね。


その下の八段が半名人(はんめいじん)、
七段が上手(じょうず)と呼ばれ、

この七段、八段ですら
その時代に一人か二人くらいしかいない
というレベルです。


昇段を認めるのは、寺社奉行。
つまりお役人さんが許可を出すんですね。

他家のだれだれと手合いがこうだから・・・
という感じで段位を見極めつつ、

他家も認めてくれないとだめなので
認めてくれなかった場合は

争碁(そうご)という
家と個人の誇りをかけた一世一代の大勝負を
するときもありました。


昭和の初期まで、名人=九段で一人だけ、
ということになっていたみたいですが、

日本棋院が大手合で段位を認定することになってからは
名人というタイトルと九段は別物
、となりました。

1957年に日本最強決定戦というタイトル戦が開始され、
現在の名人戦の元になっています。

井山名人vs.張栩九段

さて、現在の名人位は言わずと知れた、
井山裕太(いやま ゆうた)名人ですね。

直近の碁聖戦で許家元さんに破れ、
碁聖位は奪われてしまいましたが、

それ以外の六冠を保持しています。


対する挑戦者は、張栩(ちょう う)九段。

なんと挑戦者決定リーグを8戦全勝して
挑戦権を手にしました!


張栩さんは台湾出身で、現在38歳。
子供のころからめきめき頭角をあらわして
10才でプロになるために日本に来ました。

プロになってからは
当時史上初の五冠王となり、
(名人・王座・天元・碁聖・十段を保持)

そして史上二人目のグランドスラム達成もしています。
(グランドスラムは七大タイトルすべて経験した、という意味)

眩しいくらいの経歴ですね〜。


井山さんが最初に名人戦挑戦者になったときの
名人が張栩九段で、
そのときは張栩九段が4-3で勝利しましたが、

翌年もリーグを全勝で突破した井山さんが再び挑戦し、
今度は1-4で張栩九段を破り、
井山さんは史上最年少(当時20歳)の名人となりました。


張栩九段は
コウがからむ複雑な戦いを好むことで有名で、

張栩さんとタイトルを争ってから
井山さんもコウに強くなったと言われていますね。

複雑な戦いになりそうな気しかしないので
ついていけるか不安ですが(笑)、
第1局の棋譜を見ていきましょう〜。

棋譜

ニギリで井山裕太名人が黒番となりました。

持ち時間は8時間、2日制で
残り10分から秒読みになります。

黒:井山裕太名人
白:張栩九段

棋譜にはニコニコ生放送でのプロ棋士の解説を元に、
コメントをつけています。


 

 

くまぽろ感想

まずは井山さんが先勝しました!

碁聖戦がストレート負けだっただけに
それが響かないかちょっと心配になるところですが、

さすがの井山さんですね〜。


そしてやはり、随所にコウが出てきましたね。

途中の一力さんの解説では、
右下でのコウの最中に
もし手順がびみょうに違えば

白にもう少し良い図があったのでは、という話でしたが、
難しすぎてちょっとついていけませんでした(:3_ヽ)_


今回の対局は1日目に猛烈なスピードで手が進み、
116手まで打って
名人戦の1日目での最長手数記録になりました。

これまでは112手が最長だったようです。

もしかして井山さんが時間の使い方を見直して
ちょっと早めに打とうとしているのかなと
感じました。


張栩さんは局後のインタビューで

「悪いと気づいたときにはもうだいぶ悪くて、
気づくのが遅かった」

とおっしゃっていました。

たぶん右辺の攻防あたりでの話だと思います。


インタビューの合間に
ちょっと言葉につまられたときもあって、

この名人戦にかけてきた思いが
垣間見えた気がして
なんだか自分まで悔しい気持ちになりました。

次局もぜひ力を出し切って
戦ってもらいたいですね。

おまけの囲碁めし

はい、最後におまけの囲碁めしのコーナーです。

今回は、ホテル椿山荘東京で対局が行われたので
そこのお食事のようです〜。


1日目昼食:井山さん「お寿司と緑茶」

井山さんと言えば海鮮なので、
お寿司は納得ですね〜。


1日目昼食:張栩さん「きつねそばとミルクティー」

きつねそばと、ミルクティー・・・

きつねそばはいいとして、
ミルクティーは合わなくないですか!?


1日目おやつ:井山さん「フルーツ盛り合わせとコーヒー」

井山さんはいつもコーヒー派ですね〜。
meijiが協賛なので、
チョコレート効果も付いてますね。


1日目おやつ:張栩さん「フルーツ盛り合わせとミルクティー」

なるほど。張栩さんはミルクティー派なんですね。
初めて知りました。

コーヒーも紅茶もポットがかわいらしいですね♪


1日目 検討室のおやつ:山下さん差し入れ

タイトル戦のときは検討室で
他のプロ棋士たちがリアルタイムに検討していますが、
そのお部屋でみんなでおやつを食べていたみたいです。

頭使ったときのこのあんこのかたまりは
すごくおいしそう…!


2日目昼食:井山さん「ざるそば」

わたしも冷たいおそばが好きなので
見ると食べたくなってしまいます(・ρ・)

そしてお外の景色がすごい!


2日目昼食:張栩さん「きつねそば」

1日目と同じですね。

もう聞かなくてもわかります。
このポットの中身はミルクティーに違いない。


2日目おやつ:両者とも「フルーツ盛り合わせ」

1日目と同じフルーツ盛り合わせなので、
今度はアップ写真で。


以上、囲碁めしでした〜。

次は

名人戦の第2局は、

9/12(水)〜13(木)に
愛知県田原市にある角上楼というところで
行われます。

引き続き、レポートしていきたいと思います〜。

それでは、また。

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