2018/11/23 お寺で囲碁@鎌倉・円覚寺

  • 2018年11月27日
  • 2018年12月5日
  • 囲碁会

こんにちはー。くまぽろです。

このまえの三連休の初日、11/23(金)に
鎌倉のお寺で囲碁を打つ会に参加してきました。
 
 

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お寺で囲碁@鎌倉・円覚寺

初めて聞いたとき、
「お寺で囲碁を打つ機会があるなんて!」と

わくわくして
とても楽しみにしていた囲碁会です。
 
 
場所は鎌倉の円覚寺(えんがくじ)。
禅宗の1つ、臨済宗のお寺です。

円覚寺のWebサイトによると、

鎌倉時代後半の弘安5年(1282)、
ときの執権北条時宗が
中国・宋より招いた無学祖元禅師により、
円覚寺は開山されました。

とのことです。
 
 
「なぜ円覚寺で囲碁なのか」については
今回の囲碁会の企画者さんからお知らせがありました。

Q:円覚寺と囲碁の関係って?
昭和の大棋士、呉清源先生(1914~2014)と
木谷實先生(1909~1975)の打ち込み十番碁のうち
4対局が行われたのが円覚寺です。

昭和14年、戦前戦後のトップ棋士を全て
先相先ないし定先に打ち込み、
第一人者として君臨した呉清源先生(ご せいげん、当時24歳)と、
実力も人気もトップクラスであった木谷實先生(きたに みのる、当時29歳)。

その二人が読売新聞の主催により
打ち込み十番碁を行うことになりました。

これが1939年(昭和14)9月から1941年(昭和16)6月にかけて行われ、
鎌倉五山を中心に対局されたために
「鎌倉十番碁」と呼ばれることになったのです。

 
 
※補足

・十番碁
(日をおいて)10回対局する、という意味。
 
 
・打ち込み十番碁の「打ち込み」とは
勝ち続けたら途中から手合割を変えて打とう、という意味。

このときは四番手直り制だったので

最初は互先で打ち、
勝ち負けのスコアが4つ離れた時点
(4勝0敗、5勝1敗などとなった時点)で

手合を先相先に変える、
つまり負けている側を格下とした手合いになる、ということです。

プライドを賭けた戦いになりますね。
 
 
・先相先(せんあいせん)
当時はまだコミなしで対局をすることが多く、
その場合は基本的に黒番が有利となります。

互先は黒・白を交互に持ちますが、

先相先は3局1セットと見て、
格下のほうが黒・白・黒の順番で打ちます。
つまり、有利な黒番を多く持たせてもらえるわけです。

さらに手合が離れると定先(じょうせん)となり、
常に格下のほうが黒を持つことになります。
 
 

当日の様子

そんなわけで、過去の大棋士の先生たちも
囲碁を打たれた円覚寺。

当日は約60名ほどが集まり、
プロ棋士の先生も3名参加されて

フリー対局や指導碁、そして
女性限定のお茶室でのトーナメント大会も
開催されました。

写真とともに振り返ってみたいと思います〜。
 
 

円覚寺の中の帰源院という場所で打ちました。


縁側ぽかぽか。とても良いお天気。


フリー対局中。


広いお部屋ですが、かなりの人数がいます。


自然な光の中で打つのって、
実はなかなか無いことかもしれませんね。


お子さんも何人か参加していました。
詰碁大好き少年♪


お昼ごはん中。縁側気持ちいい〜。
 
 

プロの先生の指導碁も。


指導碁以外にも、初心者〜初級者向けに
入門講座もありました。
 
 

女性限定トーナメントは
フリー対局などと並行して離れのお茶室で。


お茶室の中。
こんな感じのお部屋が2つありました。


真剣対局中。

わたしも女性限定トーナメントに参加したのですが、
1回戦で敗退してしまいました…(T . T)無念。


トーナメント決勝戦。
カメラで中継していて、プロのタイトル戦みたい!


決勝戦は、プロの先生に大盤解説をしてもらいながら
みんなで観戦。
 
 
トーナメントの対局中は、
時計も使っているのでみんな真剣すぎて
写真を撮る暇がなかったので(笑)、

あとで対局後に打っている風の写真を
撮ってもらいました。


タイトル戦で、初手で報道陣のカメラが
パシャパシャッと鳴る気分を味わえました。笑
 
 
最後にみんなで集合写真!

運営のみなまさ、おつかれさまでした〜。
楽しい企画をありがとうございました!
 
 

来年も開催予定

このイベントは昨年も行われていて、

今年もとても好評だったので
来年も開催予定だそうですよ〜。
 
 
行ってみたい!という方は、

ご連絡いただければ
企画者の方にご紹介できますので

お気軽にお声がけください〜。
 
 
くまぽろ
Twitterアカウント→@igo_kuma
メアド→kumaporo@igokuma.com
 
 
ではでは、また!